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「カラダとココロにやさしい料理」をテーマに豆乳・ヨーグルト・五穀米などカラダにやさしい食材を使った和・洋・中・パン作りを教えています。
幼い頃から母や祖母から教わった日本の伝統の味と様々なレシピとの出会いから学んだ経験で心も温まるお料理作りのコツを日々紹介しています。
普通に手に入る食材で無理なく体にやさしくプラス美味しいお料理を皆さんのテーブルに提供するお手伝いが出来たらと思っています。
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吉野への旅PARTⅢ最終回です。この写真は洞川温泉を見下ろす高台から撮ったものです。ご覧の様な山間の谷間にあるひっそりとした山村です。写真左手の山肌が一部緑色がはげているように見えますがこれは山桜です。吉野は桜の名所ですがこの地方では神木であるために手厚く保護された為に現在のようになったそうです。今回の滞在中ピンク色の山肌の美しさにたびたび見とれてしまいました。
山の中で見つけたお茶屋さんです。いかにもお茶屋さんといった風情ですよね。
ノドも乾いていたのでラムネを注文したら昔なつかしい瓶が出てきました!
お茶屋のおかみさんともすっかりうちとけてわらび餅を注文したら、びっくり!量が多くて大丈夫かしら?と思いましたが大変美味しくてあっという間にいただいてしまいました。なんでもお手製だそうで、この村の人たちの何でも手作りにこだわる姿勢にはただただ感心してしまいますね。
ところで村のお食事どころの看板を見ると「えっ」と思われる方が多いかもしれませんが、これがここでは普通な事なんです。
ほらこちらも。。。
そしてここも。宿の方にもみじ鍋(鹿鍋)を食べられるのか聞いたところ、「おっしゃって下されば、いつでもお出ししますよ。」と言っていました。特別に予約する必要もないようです。「鹿は夜そこらへんを歩いてますし。」と普通に言っているので本当にびっくりです。
で、もちろんお食事処で鹿カツを注文しました。鹿はフレンチやイタリアンでも食べた事はあるのですがクセのない味で私は鴨と同じくらい大好きなお肉のひとつです。カツも美味しいけどフレンチぽくいただければもっと美味しくなるのにと思わず腕をふるいたくなりましたね。でもこの素朴さが良いのかもしれません。
最後に霧に煙る村の写真です。こういう美しい景色を見られる場所は日本でも数少ないのではないかと今回の滞在ではしみじみ感じました。吉野からは少し離れますが時同じくして世界遺産になった高野山に去年行きましたが、やはり太古の昔からの人々の思いが高野山と同様にこの土地に染み渡っているのを人々の温かいもてなしや、景色の美しさや名所・旧跡から感じました。今時代は本当に便利になって私が子供の頃の日本は本当に遠い昔の事に思えます。そして何か大切なものが少しづつ失われていくのを感じざるを得ない毎日の中で、ふと忘れ物を見つけたように失った何かに触れ、温かい気持ちを取り戻せたそんな旅行でした。