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「カラダとココロにやさしい料理」をテーマに豆乳・ヨーグルト・五穀米などカラダにやさしい食材を使った和・洋・中・パン作りを教えています。
幼い頃から母や祖母から教わった日本の伝統の味と様々なレシピとの出会いから学んだ経験で心も温まるお料理作りのコツを日々紹介しています。
普通に手に入る食材で無理なく体にやさしくプラス美味しいお料理を皆さんのテーブルに提供するお手伝いが出来たらと思っています。
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1月のホームクッキングAコースは牡蠣(かき)の治部煮風を紹介します。治部煮といえば金沢の方の名物料理で懐石でも出されるお料理です。普通治部煮は鴨を使うのですが今回は旬の牡蠣を使ってみたいと思います。
まずは牡蠣を洗って。。。
片栗粉をつけます。
さっとゆがいたら。。。
お出汁に合わせ調味料を入れて味付けしあんを作っていきます。
とろみを付けた後にお豆腐とわかめそして牡蠣を入れます。あんの表面は先程とちがい光沢がありますが、これくらいが「あん」のほどよいとろみ具合ですね。
お椀に盛り付けて牡蠣の治部煮風の完成です。とろっと温かいあん物のお料理はこの時期の体を芯から温めてくれます。牡蠣といえばフライや土手鍋が一般的かもしれませんがちょっとおしゃれに治部煮もおすすめです。
その他には数種類のお豆が入ったカラダにやさしい
豆まめマメご飯と
シンプルなようでちょっと一味ちがう私自慢の炒り豆腐を紹介します。炒り豆腐は材料もすぐにそろいますし家庭料理の基本の一品ですからぜひ皆さんにトライしていただきたいと思っています。
スイーツは黒胡麻ケーキ チョコレートアイシングを紹介します。バレンタインにそなえてチョコレートを使ったスイーツです。黒胡麻とチョコレートと聞くと意外かもしれませんが相性もよく胡麻の香ばしさとチョコレートのコクのある甘さが好評のケーキです。今回のAコースのポイントは、
・懐石のテクニック 治部煮
・家庭料理の基礎 炒り豆腐
です。どちらも和のテクニックには欠かせないものですから日本料理好きな方にはおすすめのAコースです。また牡蠣もこのシーズンの旬の食材ですし微妙な火加減のテクニックも必要ですから他の牡蠣のお料理を作る際にも参考にしていただければと思っています。日時は
・1/5(土) 11:00~
・7(月) 19:00~
・8(火) 19:00~
です。ホームページのInformation(こちらをクリック!)もご予約の参考になさって下さい。また体験レッスンをご希望の方は電話もしくは体験レッスン申し込みフォーム(こちらをクリック!)でお申し込み下さい。
ご予約はお早めに!
先日お友達からお誘いがあり恵比寿のウェスティンホテル内の龍天門に行ってきました。龍天門のシェフ陳啓明先生は私の中華の先生(広東料理)であり集まったお友達もいわゆる同期の方々です。前もって先生に連絡してランダムにメニューを組んでもらいました。アーチの向こうにはミシュランの3つ星を獲得したロブションがお城のようにそびえます。見えますか?
前菜の毎盆焼味酸素菜です。甘い大豆・チャーシュー・きゅうり・みょうがなどの前菜の盛り合わせです。
陳皮三宝翅です。湯葉・きくらげ・陳皮(乾燥させたみかんの皮)・フカヒレの煮物です。
蒜茸大蚧拑蟹の爪と春雨の煮物です。
乾隆一品保鹿のアキレス腱・なまこ・しいたけを煮込んだ一品です。食べる前に熱した土鍋のふたの上に紹興酒を振りかけていただきます。とにかく鍋ごと高温で熱せられているので紹興酒をかけるとジュジューっという音と共に紹興酒が蒸発し迫力がある調理法が特徴の一品です。これは龍天門の名物料理のひとつです。
ちなみに乾隆とは清の時代の皇帝の名前です。この時代清は隆盛を極め、大変グルメだった皇帝は中国全土を巡り満漢全席(中国全土の料理を何千皿も並べる宮廷料理)を完成させます。
なんで乾隆の名前がついているんでしょうね。食材も豪華ですから由来がありそうな一品です。
郊外油菜遠油菜の炒めものです。
脆皮金沙鶏金沙鶏のガーリックパン粉焼きです。
何としっかり頭もついていました!
虷醤沙河粉海老味噌のライスヌードルです。これは本当に美味しかったです!写真がなくて残念なのですがデザートでいただいたここの杏仁豆腐はおすすめです。
普通杏仁豆腐は牛乳をアーモンドエッセンスで香り付けし固めたものなのですが本来は杏(あんず)の種を使って作ります。しかし材料の入手も困難な上テクニックも必要ですから本物の杏仁豆腐はなかなかいただく事が出来ませんがここの杏仁豆腐は貴重な本物の杏から作ったものです。一口食べると一目瞭然というか一口瞭然です。皆で美味しいねとため息をつきながらいただきました。
お店の前にはクリスマス用のディスプレイが。。。
暗くなったガーデンプレイスにシャンデリアのディスプレイが輝きます。
いよいよ12月も半分を切りました。早いもので今年も残すところあと2週間です。師匠も走るほど忙しいと言われる「師走」ですがきっと皆さんも決算や忘年会と色々お忙しいでしょうがスケジュールに余裕のある方に注目していただきたいのが「スペシャルおせちコース」です。
上の写真はのし鶏・玉子巻き・昆布巻きです。のし鶏は鶏挽き肉を四角にまとめ品良く薄味で味付けしたものです。玉子巻きとは錦玉子(卵を濾して甘く味付けをしたもの)を巻いた縁起もののお料理です。昆布巻きはお魚を昆布で巻き甘く煮詰めたもので3品いずれも懐石料理にも見られるおせち料理の定番の品です。
そして今年は本格的な「お煮しめ」(具材は里芋・こんにゃく・ごぼう・椎茸・筍(たけのこ)・人参・酢ばす(蓮根)になります。)を紹介します。本来は具材ひとつひとつを別々に煮て作りますがその方法ですとあまりに時間がかかってしまうので具材をいくつかずつまとめて煮ていく方法を紹介します。去年のおせちコースでは電子レンジであっという間に作る筑前煮を紹介しましたが今年は伝統的なバージョンを紹介します。
もちろんお雑煮も付きますので伝統的な和のお正月にトライしてみたい方はぜひご参加下さい。
日時は
・12/27(木) 10:00~/18:30~
・28(金) 18:30~
になります。レッスン時間は3時間30分と長めですが伝統的なテクニックを学びたい方にはおすすめのコースです。本格的な和のレシピというのはいざという時に本当に強い味方になりますから品数的にも今回はまたとないお得なチャンスです。おせち料理の詳細は本ブログ上で11月14日にも紹介しましたのでご覧になっていない方はそちらもご覧下さい。
またキャンペーン中ですので入学金無料での受講を受け付けています。受講料は6,000円になります。ご予約は体験レッスン申し込みフォーム(こちらをクリック!)もしくはメール・お電話で受け付けております。ご予約はお早めに!
上は勝浦の漁港で開かれている朝市の写真です。旅行をすると私は必ず市場などを見ては土地の食材をチェックするので今回も楽しみに行ってきました。
何やらあやしいというか面白いおじさんが出店していました。竹細工師の世界ではそれなりに有名だそうです。おしゃべりついでにホーホケキョと鳴くうぐいすの形をした竹の笛を購入しました。
かわいらしい竹の蟹さんもいました。写真では分かりにくいですが紫の箱の上には爪くらいの大きさしかない子ガニがいます。かなり熟練した職人さんなのかもしれません。
懐かしい干し芋が売っていました。昔はよく食べましたけど最近はめっきり見ることが少なくなりました。日本茶ともよく合うおだやかな素朴な甘味がいいですよね。口さびしい時にちょっといただくのにいいかな?と思いこれも購入です。
採れたての朝上がったばかりの魚が並びます。きんめの鮮やかな赤が鮮度の良さを物語っています。
87歳のおばあさん手作りのお手玉が売っていました。横にある鯛せんべいも漁師町ならではです。
この塩辛屋さんで塩辛を購入しました。ここの塩辛はオススメです!名前もそのまま「塩辛屋」ですから分かりやすいですね。
この日は晴天に恵まれ、空を映した港の海を目にしつつのどかに流れる時間に気ままに身をまかせて散策を続けます。
干物がどこまでも並んでいました。こうやって太陽にあてて旨味を熟成させていくのです。ヨーロッパには生ハムの伝統がありますが私達には干物や鰹節といった昔ながらの知恵があります。
漁港から車で移動し、しばらくすると静かな砂浜にたどり着きました。守谷海岸という所だそうです。打ち寄せる波の音に心もおだやかになります。
帰路につく途中せっかくここまで来たのだから新鮮な海の幸をいただこうと言う事で気取らない港の普通のお店に入りました。アジのたたきをお味噌であえた「なめろう」です。
お刺身の盛り合わせがついた定食を取りました。これがとっても美味しくて1100円でしたが都内で食べたら3000円はするわね、と皆で納得しました。
天ぷら定食の海老も迫力ある大きさでした。20センチ弱はあろうかという大きさでもちろん味も折り紙つきです。1200円でしたがこの美味しさも都内で食べたらやはりそれ相応の値段がつくのでしょう。最後に美味しいお昼が食べられてよかったよかったと皆で満足してお店を後にしました。
土地で取れたものをいただくというごく当たり前の事が難しくなっている今日この頃ですが、こうやって食べてみるとその美味しさには驚かされます。値段のはるお料理もいいですけど採れたての食材を使ったごく当たり前のお料理もまた格別です。日々の食卓をどう考えればよいか少しヒントをもらった幸せなお休みでした。